「し・ち・つ・り・じ・づ」などが言えない―側音化構音を1人で治した話
子供の頃から側音化構音(特定の文字を正しく発音できない症状。詳しくは下記)をからかわれてきました。
そのせいで消極的な性格になってしまいました。
しかし、高校最後の春休みに自力で治すことができました。
私にどのような症状があって、私がどのように治したのかを紹介しますので、悩んでいる方はぜひ試してみてください。
子供~高校時代 「し・ち・つ・り・じ・づ」が言えないくてからかわれた
子供時代は「し・ち・つ・り・じ・づ」が言えなくて、周りの子にからかわれ続けてきました。
- 「し」と発音したつもりが「スィー…」とタイヤの空気が抜けた音が出る。
- 「ち」と発音したつもりが「き」に近い音が出る。
- 「つ」と発音したつもりが「ツィー…」とタイヤの空気が抜けた音が出る。
- 「り」と発音したつもりが「でぃ」のようなこもった音が出る。
- 「じ」と発音したつもりが「ぎ」に近い音が出る。
- 「づ」と発音したつもりが「ヅィー…」とタイヤの空気が抜けた音が出る。
高校に入っても治らず、同級生からはいじられ、バカにされ続けました。
私が話し始めるたびに笑い出す人もいました。
駅員に路線の場所を訪ねた時、「何言ってるか分からねえよ」と笑われたこともあります。
どうして自分だけ普通に話せないんだろう。
きっと自分の口が普通に話せるように作られていないんだと諦めていました。
側音化構音はいじめの原因にもなります。
人前で話すことに恐怖を感じるようになったり、引きこもりになったりすることもあります。
高校最後の春休みに側音化構音を治す方法に気がついた
大学進学も決まった高校最後の春休みのこと。
受験のプレッシャーから開放され、自分の話し方について考える余裕もできたのでしょう。
こんな疑問が湧いてきました。
- 「さ」が言えるのに、なぜ同じサ行の「し」が言えないのか?
- 「み」が言えるのに、なぜ同じイ列の「し」が言えないのか?
- 「ざ」が言えるのに、なざ同じザ行の「じ」が言えないのか?
そこでひらめきました。
きちんと発音できる五十音があるので、それと同じような口の動きをすれば、発音できるのではないかと思ったのです。
うまく発音できないのは口の横から息を出していたからだった
私は発音の仕方を冷静に見直してみました。
私がうまく発音できていなかった理由は、口の横から息を出していたからです。
なぜ「い」や「み」は口の真ん中から息を出していたのに、「し」や「ち」は口の横から出していたのでしょう。
空気が抜けたような音が出ていたのは当然です。
そこで、口の真ん中から息を出すことを意識して練習しました。
正しく発音できるようになるための練習方法
基本的な練習方法は次のとおりです。
- 発音できない文字のア列の歯や舌の位置や動きを真似る。例:「し」を発音できないなら「さ」を真似る
- 口を発音できない文字の母音の形にする。例:「し」を発音できないなら「い」の形にする
- 口の真ん中から息を出す。
具体的に文字ごとの練習方法を紹介します。
「し」の練習
「さ」を発音する時と同じように上の歯と下の歯をくっつけて、口は「い」の形にし、口の真ん中から息を出す。
最初のうちは「すぃ」のようになってしまうかもしれませんが、何回か練習すると「し」が出るようになります。
「ち」の練習
「た」を発音する時と同じような舌の動きをして、口は「い」の形にし、口の真ん中から息を出す。
最初のうちは「てぃ」のようになってしまうかもしれませんが、何回か練習すると「ち」が出るようになります。
「つ」の練習
「た」を発音する時と同じような舌の動きをして、口は「う」の形にし、口の真ん中から息を出す。
最初のうちは「とぅ」のようになってしまうかもしれませんが、何回か練習すると「つ」が出るようになります。
「り」の練習
「ら」を発音する時と同じような舌の動きをして、口は「い」の形にし、口の真ん中から息を出す。
最初のうちは「るぃ」のようになってしまうかもしれませんが、何回か練習すると「り」が出るようになります。
「じ」の練習
「ざ」を発音する時と同じように上の歯と下の歯をくっつけて、口は「い」の形にし、口の真ん中から息を出す。
最初のうちは「ずぃ」のようになってしまうかもしれませんが、何回か練習すると「じ」が出るようになります。
「づ」の練習
「だ」を発音する時と同じような舌の動きをして、口は「う」の形にし、口の真ん中から息を出す。
最初のうちは「どぅ」のようになってしまうかもしれませんが、何回か練習すると「づ」が出るようになります。
他の文字の練習も基本的にはやり方は一緒です。
私はこの方法で高校最後の春休みのうちだけで側音化構音が治りました。